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6年ぶりの優勝。J・バトン、
スーパーGT初勝利で王座獲得へ前進 (3ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

 2012年のF1最終戦ブラジルGP以来、優勝は6年ぶり。パルクフェルメでマシンを降りたバトンは、集まった大勢のファンに向かって何度もガッツポーズし、喜びを爆発させていた。

「SUGOでは魔物が出ると、いろんな人から聞いていたけど......ウワサどおりだった。正直タフなレースだったし、またひとつ勉強になった。ナオキ(山本尚貴)も久しぶりの優勝と言っていたけど、僕にとっては2012年以来だから......6年ぶりだ!

 今シーズンは惜しいレースが続いていたから、早く勝ちたいという気持ちはあった。だけど、ここで勝てたことで、少しリラックスできると思う。次回以降もウェイトハンデはあるが、とにかくベストを尽くして1ポイントでも多く稼ぐことに集中したいね」

 2018年のスーパーGTも、いよいよ残り2レースとなった。第7戦・オートポリスは、昨年100号車がポールポジションを飾るなど相性のよかったコースだけに、今年も好結果が期待される。スーパーGTフル参戦1年目でのチャンピオン獲得へ――。バトンの夢が少しずつ現実味を帯びてきている。

(つづく)

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