日本人F1ドライバー候補は2人。鈴鹿でトロロッソをドライブなるか (2ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

 1950年代には「クラッシュ火災時の逃げ遅れにつながる」として、シートベルトが否定された時代すらあった。しかし今では、シートベルトは当たり前の存在になっている。

 HALOも導入当初は違和感をもたらすだろうが、人間はすぐに慣れてしまう生き物だ。そして、F1はどんなものでも1/1000秒でも速く走るために利用しようとする世界で、すでにHALOへの空力付加物などのアイデアが生まれつつある。早晩、HALOも新たなF1の一部となることだろう。

(8)フランスGPの復活でF1カレンダー再編も?

 2018年はフランスGPが10年ぶりに復活する。開催地は南仏のポールリカールで、同地での開催は実に1990年以来28年ぶりだ。

 F1でもっとも歴史あるグランプリのひとつだったフランスGPだが、2008年のマニクールを最後に姿を消していた。しかし、ルノーがワークスチームとして復活し、フランス人ドライバーもロマン・グロージャン(ハース)だけでなく、エステバン・オコン(フォースインディア)、ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)と増えており、フランス国内のF1熱も再沸騰しそうだ。ポールリカール周辺はホテルの数も少ないとあって、すでにグランプリ週末の予約は困難。チケットも早々に売り切れているという。

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