【F1】昨季とは大違い。
テストで判明した今季型タイヤの特性とは? (3ページ目)
そんななか、レースシミュレーションを行なったチームでは、レッドブルが速さと安定感の両面で他チームよりもまさっている印象だ。フェラーリはフェルナンド・アロンソがようやく登場して3日間テストをしたが、まだまだデータ収集とマシンの確認作業を行なっている段階。ヘレスでは速さを見せたマクラーレンは、バルセロナではマシン挙動に問題を抱え、速さを見せられなかった。
現時点では、レッドブルが4連覇に向けて一歩リードしている。とはいえ前述のとおり、今季型タイヤが気温上昇にともなって期待どおりの好転を見せてくれるのか、それともマシンの改善努力がなければ使いこなせないのか、予断を許さない。
2月28日から予定されている最後の開幕前テストまでに、各チームはどんな対策を講じ、そこでどんな結果が出てくるのか。まだまだ不確定な要素も多いが、2013年のF1は、大荒れの可能性も含んだエキサイティングなものになりそうだ。
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