2013.03.03

【MotoGP】復活ロッシ、自分によく似た新鋭の登場を喜ぶ

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira
  • photo by Nishimura Akira

セパンテストで好タイムを出し、新シーズンへの意気込みを語ったロッシ「トップスリーのロレンソ、ペドロサ、そしてマルケスはとても速い、ということがよくわかった。つまり今シーズン、表彰台を獲得するためには、あるいはレースに勝つためには、自分たちは100パーセント以上の力を出さなければならない、ということだ」

 2月26日から28日までマレーシア・セパンサーキットで行なわれた、プレシーズン二回目のテストを終えて、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)はそんなふうに語りはじめた。

 三日間のトップタイムは、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)の2分00秒282。0.280秒差の二番手タイムがダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)。今年からMotoGPへステップアップしてきた二十歳の大型ルーキー、マルク・マルケス(同)が2分00秒643で、ロレンソから0.361秒差の3番手タイムを記録した。一方のロッシは5番手の2分01秒062で、ロレンソまでは0.780秒の差だ。

 このタイムギャップに関しては「自分たちは初日と二日目に電気系、三日目にはフロントブレーキのトラブルに悩まされてしまった。一方、ホルヘは終始順調で大きな問題もなかったようだから、実際の差は0.7秒よりも小さいと思う」と類推し、「やるべきことがたくさんあって厳しいシーズンになるだろうけど、まだこれは二回目のテストだし、開幕までには時間がある。彼らよりもよくしていかなければならないのは大変だけど、やりがいのある目標だよ」と明るい口調で話した。

 2013年の戦いは、ライダーとして、アスリートとして心身ともに最高の状態にあるロレンソとペドロサの両選手に対し、スーパールーキーのマルケスと、ヤマハに復帰して復活を遂げつつあるロッシのふたりがどのように絡んでいくか、というところに最大の関心が集まる。