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【競馬予想】シンザン記念は「荒れる」3歳重賞のひとつ ビッグなお年玉が期待できる穴馬2頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 今週の中央競馬は3日間開催。最終日には3歳のマイル重賞、GIIIシンザン記念(1月13日/中京・芝1600m)が行なわれる。

 歴史的名馬である三冠馬シンザンの名を冠にしたレースは、波乱の多い一戦だ。日刊スポーツの奥田隼人記者もこう語る。

「穴党のみなさんには、ぜひ高配当を狙ってもらいたいレースです。金杯ウイークで"お年玉"配当を逃した方は、ここでチャンスがありそうですよ」

 実際、過去10年の結果を振り返ってみても、3連単では好配当が続出している。奥田記者が続ける。

「昨年もブービー人気(17番人気)のウォーターリヒトが3着に突っ込んできて、3連単の配当は20万円超えとなりました。2016年にも60万円超えの高額配当が飛び出すなど、過去10年で10万円超えの配当が6度もあって、荒れる前提で臨んでいいレースだと思います。

 結局、まだまだキャリアの浅い面々が挑む年明けの3歳重賞。その分、人気馬への過信は禁物です。事実、過去10年で1番人気はわずか1勝。2018年にアーモンドアイが勝利して以降、現在は6連敗中です。馬券に絡んだのも、2着と3着が1回ずつあるだけ。今年も人気馬を信用しすぎるのはどうでしょうか......」

 そこで、奥田記者は今年のレースで激走が期待できる2頭の穴馬を推奨する。1頭目は、GIII小倉2歳S(9月1日/中京・芝1200m)3着以来の出走となるアーリントンロウ(牡3歳)だ。

「デビューは6月の京都・芝1400m戦で2着。圧巻だったのは、2戦目の未勝利戦(7月28日/新潟・芝1400m)です。舞台を新潟に替えた一戦で、2歳レコードを更新する1分20秒6という勝ち時計をマークして逃げきり勝ち。非凡なスピードを見せました。

シンザン記念での大駆けが期待されるアーリントンロウ photo by Eiichi Yamane/AFLOシンザン記念での大駆けが期待されるアーリントンロウ photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る

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