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夏競馬「福島」「小倉」の種牡馬成績トップ20 過去5年の傾向から見えてくる攻略法 (4ページ目)

  • 平出貴昭●文 text & illustration by Hiraide Takaaki

【小倉ダート】

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 最後に小倉・ダート。この条件ではシニスターミニスターが勝利数、勝率ともにダントツで、1700mで9勝、1000mで8勝と、距離を問わず安定している。昨年の阿蘇S(1700m)を勝ったキングズソードは続く地方交流GⅠJBCクラシック(大井・ダート2000m)を勝利した。勝率、連対率は1000mのほうが高く、2021年の3歳未勝利戦(1000m)では単勝168.8倍の12番人気アシタバが3着に入り、複勝3050円の波乱を演出している。

 ダート1700mに限るとトップになるのが4位ルーラーシップで、同馬が小倉・ダートで馬券に絡んでいるのはこの距離だけ。穴馬の激走も多く、昨年の阿蘇Sでは16頭立て16番人気のダンツキャッスル(単勝402.4倍)が3着に入り、複勝5470円、3連単1014440円の波乱の立役者となった。

 以上、夏の福島と小倉の注目種牡馬をピックアップした。今回挙げた種牡馬の産駒から激走馬が出ることを期待したい。

著者プロフィール

  • 平出 貴昭

    平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)

    主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide

【図をすべて見る】夏の福島と小倉、芝とダートの種牡馬成績トップ20

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