竹俣紅アナが振り返るイクイノックスの強さ 有馬記念ではどの馬に期待しているのか? (3ページ目)
さて今週は、いよいよ1年を締めくくるグランプリレース、GI有馬記念です。
昨年の優勝馬、イクイノックスの名前こそありませんが、イクイノックスがいなかったら、今誰が最強なのかを決めようじゃないか! というような豪華決戦となりました。
まず注目は、スターズオンアースです。ジャパンCでは、大外からリバティアイランドと1馬身差の3着。リバティアイランドより斤量が2kg重かったことを踏まえると、ただ者ではない強さを感じます。
加えて、今回はルメール騎手とのコンビが復活。中山・芝2500mのコース適性が未知ですが、不利を超えてくる能力と根性のある馬のように思えるので、かなり期待しています。
それから、ダービー馬のタスティエーラは、どこの競馬場で走っても安定した強さがありますよね。今回が古馬との初対戦になるのがどうかというところだと思いますが、立ち回りのうまさがトリッキーなコース形態に合うかもしれません。
もちろん、有馬記念が引退レースとなるタイトルホルダーにも、特大の注目をしています。
ジャパンCでは、大逃げを打ったパンサラッサの2番手につけ、そこから粘り込んでの5着。勝ったイクイノックスを筆頭に上位勢が強すぎたことを考えれば、この馬も相当強い競馬をしたと思います。GI天皇賞・春での競走中止は心配しましたが、その後、復調しているのは間違いありません。
東京より中山のほうが合っているでしょうし、これがタイトルホルダーを見られる最後のレース。しっかり応援したいです。
そして、忘れてはいけないのが、私の"推し"であるスルーセブンシーズです。
「もしかして勝っちゃう?」と夢を見た海外GIの凱旋門賞(4着)からおよそ3カ月。フランス帰りなので疲れの心配はありますが、ドリームジャーニー産駒ですからコース適性はありそうです。まずは無事に走ってくれることを祈りつつ、初のGI勝利に期待ですね。
気になる穴馬は、ライラックです。個人的に、この馬は前々走のGII府中牝馬Sから走りが変わったと思っていて、すでにGI2着の経験はあるものの、舞台が合えばさらに活躍する日がくるのではないかと思っている一頭です。
1800mや2200m、2500mなどのいわゆる非根幹距離を走ってきていますし、オルフェーヴル産駒というのも波乱を巻き起こす可能性があると思っています。
とにもかくにも、私にとっては『みんなのKEIBA』のMCになって初めての有馬記念。いずれの馬が勝つにせよ、目の前で繰り広げられる名勝負を存分に堪能しようと思っています。
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竹俣 紅(たけまた・べに)
1998年6月27日生まれ。東京都出身。2021年フジテレビ入社。
趣味:おいしいおそば屋さん巡り ウォーキング ガチャピン
モットー:元気に、地道に、前向きに
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