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安田記念は高配当必至か 「穴党記者」は実力馬ながら低評価になりそうな2頭の激走に期待 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 坂本記者が推すもう1頭は、GINHKマイルC(5月7日/東京・芝1600m)で戴冠を遂げたシャンパンカラー(牡3歳)だ。

「グレード制導入後、安田記念における3歳馬の勝利は2011年のリアルインパクトだけ。近年、馬券圏内(3着以内)に好走したのも、一昨年の3着馬シュネルマイスターくらいです。おかげで(3歳馬は)歴戦の古馬相手では分が悪いと見られていますが、古馬牡馬が斤量58kgを背負うのに比べて、こちらは斤量54kg。4kgもの斤量差があるのは、大きな利があると見ます。

 状態面についても、道悪馬場で激走した前走の反動が心配されましたが、問題はなさそう。同馬を管理する田中剛調教師と、1週前追い切りに騎乗した内田博幸騎手が『全然、疲れがないですね』と口をそろえていました。出来に関しては、中3週でも不安はありません。

 そして何より、東京マイルは3戦3勝と相性抜群の舞台。優れた心肺能力を武器に長く脚を使えるのは非常に魅力で、軽視は禁物だと思いますよ」

 気になる馬の名前を挙げれば、誰もが十指に余るのではないか、と思われるほどの大激戦となった今年の安田記念。とすれば、ここでピックアップした2頭がアッと驚くような激走を果たしても、何ら不思議ではない。

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