安田記念は高配当必至か 「穴党記者」は実力馬ながら低評価になりそうな2頭の激走に期待 (2ページ目)
また、2017年の勝ち馬サトノアラジンも7番人気でしたが、前哨戦のGII京王杯スプリングC(東京・芝1400m)で9着だったことが評価を下げた要因でした。しかしそれも、不得手な重馬場だったことが敗因でした。
そもそも馬券的な妙味がある一戦ですが、こうした例から、実力があるのに軽視されやすいタイプを狙っていきたいところ。今年もそういった人気薄馬が高配当を演出するような気がします」
そうして、坂本記者は2頭の穴馬をピックアップした。
安田記念での一発が期待されるメイケイエールこの記事に関連する写真を見る「1頭目はメイケイエール(牝5歳)です。左前脚のフレグモーネのため、ヴィクトリアマイルを回避。その後の回復が順調ということで今回の参戦が決まりましたが、高松宮記念の敗戦(12着)に加えて、そうした経緯もあって、ますます人気を落としそうなのがオイシイように感じます。
元来、重賞6勝の実力派。秘める能力は一級品と言えるでしょう。以前は折り合いの難しさが課題となっていましたが、年齢を重ねるごとに収まりがつくようになり、手の内に入れている池添謙一騎手が手綱をとるのは心強い限りです。
前走の高松宮記念は不得意な不良馬場に泣かされて、不完全燃焼の一戦でした。良馬場の東京なら力を発揮できるでしょうし、雨予報の週末でいくらか馬場が渋っても、先週からCコース替わりできれいな東京の馬場なら、対応してくれると思いたいです。
また、気性的に短距離志向が強いのはわかりますが、母系の血統からしてマイルくらいまではこなせるタフさがあると踏んでいます。変わり身を期待したいところです」
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