桜花賞は「キングカメハメハの孫」のなかから、良血で成績も安定している「ちょっと穴っぽい」2頭を狙う (2ページ目)
阪神ジュベナイルフィリーズは、出遅れて4コーナーでは12番手という位置取りで、直線半ばでは進路取りに手こずりながらも、勝ち馬リバティアイランドを0秒1上回る上がり3Fタイム(35秒4)で0秒4差の3着に入った。クイーンCで前からの競馬でも結果を出せることが証明されたのは大きく、展開や相手の出方に応じて自在の競馬ができそうだ。
ちなみに、夏にデビューして5戦1勝、前走クイーンC2着というのは昨年の勝ち馬スターズオンアースと同じ。鞍上の吉田隼人騎手は2021年の勝ち馬ソダシの鞍上でもある。血統、パフォーマンス、戦歴ともに魅力たっぷりで、大駆けに期待する。
もう1頭は、同じ「キングカメハメハの孫」でも「母の父キングカメハメハ」からコナコースト(牝3歳、栗東・清水久詞厩舎)を推す。
人気はドゥアイズと同じくらいになりそうだが、同馬は昨夏の小倉で新馬で勝ったあと、今年のエルフィンS、GⅡチューリップ賞で続けて2着と安定した走りを続けている。特に前走の末脚は見どころがあり、ラクなペースで逃げきったモズメイメイをハナ差まで追い詰めており、勝ちに等しい内容だった。
父キタサンブラックは現役最強馬イクイノックスのほか、GⅠ皐月賞に出走予定のソールオリエンスなど重賞勝ち馬を次々と送り出している、次世代のリーディングサイアー候補。父系の勢いも後押ししてくれそうだ。
牝系を見ても、祖母アンブロワーズがGⅢ函館2歳Sの勝ち馬。近親にフサイチコンコルド、アンライバルド、ヴィクトリーとGⅠ馬がいる良血だ。
以上、今年の桜花賞はドゥアイズ、コナコーストの「キングカメハメハの孫」2頭に期待する。
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