「スター性を感じずにはいらない」と堤礼実アナ。ヴェラアズールがジャパンカップで見せたサクセスストーリー (3ページ目)

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 コントレイルのようにデビュー戦から無敗で三冠を制するような馬もいれば、ヴェラアズールのように試行錯誤の末、ようやく自分の適性に合ったレースを走ることができる馬もいる。歩む道こそ違っていても、それぞれに素敵なストーリーがあって、どちらもスターホースと呼ぶにふさわしい。

 いろんな距離やコースを試しながら、厩舎スタッフがその馬に適した舞台を用意し、馬がその期待に応えて一生懸命走る。ヴェラアズールのジャパンカップ制覇には、馬を支える多くの人たちの努力が詰まっていたのだと想像します。そのサクセスストーリーに、スター性を感じずにはいられません。

 ジャパンカップの話で言えば、今年から東京競馬場内に外国馬が入厩できる国際厩舎ができ、国際レースに出走する外国馬にとって調整しやすい環境が整いました。

 外国馬がそれぞれの能力を出しやすくなると聞くと、ちょっぴりワクワク、ちょっぴりハラハラという気持ちにもなりますが、やはりすべての馬がいいコンディションでベストなレースができることが一番です。

 競走馬が海外のレースに参戦するということは、長時間の輸送や環境の変化があり、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかるもの。新しい厩舎施設ができたことで、そうしたさまざまなストレスが軽減されるのですから、大いに歓迎すべきことだと思います。

 今後、ますます強い馬たちが海外からやってくるようになり、日本の馬たちと力と力のぶつかり合いを見せてくれるとしたら、日本競馬はますます盛り上がっていくのではないでしょうか。

Profile
堤 礼実(つつみ・れいみ) 2016年フジテレビ入社。
1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。
血液型:O型。趣味:ミュージカル鑑賞、ダンス。
好きなもの:東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、
パクチー、チーズ。
モットー:「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」

『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3時00分~)
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