「スター性を感じずにはいらない」と堤礼実アナ。ヴェラアズールがジャパンカップで見せたサクセスストーリー

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第45回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、今年も白熱した争いが繰り広げられたジャパンカップについて振り返ってもらった――。

 今年11月23日は、私の29回目の誕生日。と同時に、サッカーのワールドカップで日本がドイツに勝利するという歴史的な日となりました!

 当然のことながら、私はテレビの前で応援することしかできませんでした。それでも、二重の喜びとなったこの日、勝手に最高の誕生日プレゼントをいただいたと、日本の勝利を喜んでいました。

 気がつけば、20代最後の年。今のところはその実感があまりなく、人からそう言われて「ああ、そうか」と気がつくぐらいですが、30代に向けての助走となる良い一年にしたいと思っています。

 さて、サッカーで日本が世界を驚かせていたのと同じ頃、競馬界でも日本の代表馬が世界の強豪馬たちを迎え撃つ戦いを繰り広げていました。11月27日に東京競馬場で行なわれたGIジャパンカップです。

 個人的には、国際レースの雰囲気を味わおうと毎年楽しみにしているジャパンカップですが、今年のレースが終わってまず思ったことは、競走馬に限らず、さすがは世界のトップジョッキーが集まる大舞台だな、ということ。

 最後の直線は、まるでジョッキー同士の力の見せつけ合い。素人の私が見ても、うまいだけでなく、すごく力強い乗り方をしているなという印象を受けました。

 勝ったヴェラアズールも日本馬ではありますが、鞍上はライアン・ムーア騎手。4コーナーまでの位置取りもすばらしかったですし、直線に入ってからも力強く追っていて、最後はシャフリヤールとの叩き合いを制しました。これには、「さすが!」のひと言しかありません。

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