ルメール騎手も好感触。サトノダイヤモンドの初年度産駒サトノグランツは「追ってからの反応がいい」 (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 そのサトノグランツは現在、デビューを間近に控えてトレセンで入念な準備が施されているが、厩舎スタッフの手応えはどれほどのものなのか。関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。

「サトノグランツは精力的に追い切りを重ねており、デビュー戦でコンビを組むクリストフ・ルメール騎手の感触もいいようです。さらにスタッフからも、『調教ではしっかり走るし、何より追ってからの反応がすごくいい』と高評価の声が聞かれました。仕上がり具合については、自信がありそうです」

 また、同馬の特徴について、スタッフはどう見ているのだろうか。先述のトラックマンが続ける。

「スタッフは、『長くいい脚を使えるタイプではないか』と話していました。『スタミナもありそう』とのこと。気性的にはおっとりしているようで、長距離に適性がありそうな口ぶりでした。馬体重は480kgほどです」

 デビュー戦の予定は、10月23日の2歳新馬(阪神・芝1800m)。先にも触れたとおり、父サトノダイヤモンドの主戦だったルメール騎手が手綱をとる。

 はたして、注目の新種牡馬から期待膨らむ存在が登場するのか。サトノグランツの初陣が楽しみだ。

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