ルメール騎手も好感触。サトノダイヤモンドの初年度産駒サトノグランツは「追ってからの反応がいい」
厳選!2歳馬情報局(2022年版)
第21回:サトノグランツ
2016年の3歳牡馬クラシック戦線において、主役の一角を務めたサトノダイヤモンド。GI皐月賞(中山・芝2000m)が3着、GI日本ダービー(東京・芝2400m)は2着に終わったものの、三冠レース最終戦となるGI菊花賞(京都・芝3000m)で戴冠を果たし、続くGI有馬記念(中山・芝2500m)では古馬一線級を蹴散らして、その年の最優秀3歳牡馬に輝いた。
その後、2018年に現役を引退して種牡馬入り。初年度産駒が今年の2歳戦からデビューし始めている。なかでも、注目の一頭がまもなく初陣を迎える。
栗東トレセンの友道康夫厩舎に所属するサトノグランツ(牡2歳/父サトノダイヤモンド)である。
新種牡馬サトノダイヤモンドの期待馬、サトノグランツこの記事に関連する写真を見る 同馬の母は、海外のGIIイタリアオークス(イタリア・芝2200m)を制したチェリーコレクト。その他、GIIIイタリア1000ギニー(イタリア・芝1600m)を勝っていて、GIでの2着もある。
彼女は引退後、日本に来て繁殖牝馬となり、これまでに5頭がデビュー。そのすべてが勝ち星を挙げており、とりわけ2017年に生んだワーケア(牡/父ハーツクライ)は、GIホープフルS(中山・芝2000m)3着、GII弥生賞(中山・芝2000m)2着など、重賞戦線でも奮闘した。
そんな優秀な繁殖牝馬チェリーコレクトに、期待の新種牡馬サトノダイヤモンドを掛け合わせて生まれたのが、サトノグランツ。同馬はそうした血筋もあって、セレクトセールで1億500万円(税別)の高値で取引された。
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