父系ミスタープロスペクター系が好成績のスプリンターズS。本命は一択も、名牝を母に持つ7歳馬に激走の予感 (3ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 7歳と高齢の部類に入るものの、今回と同じ条件で行なわれた3月のGⅢオーシャンS(中山・芝1200m)では、その後に高松宮記念を勝つナランフレグを破って約4年4カ月ぶりの重賞制覇。前走のGⅢ北九州記念は17着と冴えなかったが、オーシャンSもGⅢシルクロードS13着と惨敗した直後の激走だったため、近走の着順は気にしなくていいタイプだ。

 前述のラインスピリット(当時7歳)も13番人気で3着。2015年にもサクラゴスペル(当時7歳)が11番人気で2着と、高齢馬が穴をあけることも少なくない。サクラゴスペルも同年のオーシャンS勝ち馬で、GⅠ安田記念17着からの参戦だっただけに、ジャンダルムも同じような好走ができるか。

 以上、今年のスプリンターズSは、ウインマーベル、ジャンダルムの2頭に期待する。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る