高田秋がオークスで期待する4頭を厳選。本命はソダシではなく、絶好調と見られているあの馬!? (3ページ目)

  • 河合 力●文 text by Kawai Chikara
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 5戦5勝の成績はもちろん、デビューから2戦は1800mを走っているので、距離が延びても心配なさそう。この前、調教の映像を見ましたが、力強かったです。いつも調子がよさそうですし、体質も強いんだと思います。やっぱりソダシは有力ですね。

 2頭のほかにも気になる存在がいます。密かにチャンスありとにらんでいるのはククナ。これはけっこう穴っぽいところだと思います。

 桜花賞では6着と負けてしまったのですが、18頭の最後方から上がり33秒2の末脚で追い込んでいるんですよね。上がりタイムはメンバー2位で、位置取りが少し後ろすぎたかな......という印象。スタッフの方も「右にもたれる面がなくなってきた」と話していますし、チャンスはありそうです。

 しかも、コンビを組むのは横山武史騎手。この春は絶好調ですよね。来週にはGⅠ日本ダービー(東京・芝2400m)で最有力のエフフォーリアに乗るという大仕事が控えていますが、今週のオークスで弾みをつけてほしい。

 最後にもう1頭、アカイトリノムスメにも注目しています。理由は、やっぱり騎手。クリストフ・ルメール騎手が乗る馬は「強そうだなあ」と。先週のGⅠヴィクトリアマイル(5月16日/東京・芝1600m)もグランアレグリアで圧勝しましたが、GⅠでルメール騎手に逆らうのは自滅行為に近いような。そんな気さえしています。クールキャットを勝たせたのもルメール騎手でしたし。

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