狙うは100万馬券。フローラSは穴党記者厳選の4頭でGI軍資金奪取へ (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 大西記者が注視するもう1頭は、ウィスパリンホープ(牝3歳)だ。

「デビュー戦となる2歳新馬(12月21日/阪神・芝1800m)は、勝負どころでスムーズさを欠きながらも、アタマ差の2着と奮闘。前走の未勝利戦(1月12日/京都・芝1600m)では、中団からすばらしい末脚を見せて差し切り勝ち。10kg増と馬体に迫力が増していたのも好感が持てました。

 こちらも、ここで負かした2頭(4着馬と7着馬)がその後に連勝して、3着馬も先週勝ち上がり。相手に恵まれていたわけではありません。

 今回は、およそ3カ月半の休み明けになりますが、中間は栗東のCWでシャープな動きを連発。きっちりと乗り込まれていて、仕上がりにもまったく不安はありません。

 距離延長も、血統や気性的に見ても、問題ないでしょう。流れによって、自在に運べる脚質も魅力で、名手・横山典弘ジョッキーの手腕がフルに発揮されそうです。一気の相手強化とはいえ、通用するだけのポテンシャルは秘めていると思います」

 出走馬の大半が1勝馬。人気馬とも大きな差は感じられず、今年のフローラSも波乱ムードが充満している。過去にあったようなビッグな配当を運んでくる馬が、ここに挙げた4頭の中にいてもおかしくない。

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