「ピンを狙っていく」渋野日向子が
シーズン最後もミラクルで締める (3ページ目)
たとえ賞金女王は意識せずとも、最終戦で勝つことは、強く意識する。優勝に向け、「攻めるしかない」という考えは鈴木と同じだ。
「まだチャンスはある。最後まであきらめないことが大事だとは思うんですけど、ショットがよければスコアにはなると思う。そこを調整して、あとは、気持ちの問題。強気で攻めることが大切だと思います。今日みたいなゴルフはしたくない。出だしから(ショットが)ショートするようなゴルフをせず、ピンを狙っていきたい」
3日目を「50点」と自己採点しながら、優勝への自信を訊ねられると、渋野はこう返した。
「今日の感じだと、60%ぐらい。明日は悔いのない一日に」
つまり、射程圏内ということだろう。もしかしたらもしかする展開を、誰より期待しているのは、渋野自身かもしれない。
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