2019.10.11

アマチュアゴルファーが最も苦手な
バンカーショットを克服するには?

  • 吉田洋一郎●レッスン lesson by Yoshida Hiroichiro

世界一流コーチのメソッドで解消する
アマチュアゴルファーの悩み(5)
――バンカーショット編

 若き日よりアメリカに渡った吉田洋一郎氏は、「世界ナンバー1のゴルフコーチ」とも称されるデビッド・レッドベター氏ら、およそ100名以上の一流インストラクターに最先端のゴルフ(レッスン)メソッドを学んできた。

 レッスンのプロが100人いれば、100通りの理論があるのがゴルフというスポーツ。本連載では世界のトップゴルファーが取り入れている技術、思考法、トレーニング法を、吉田氏が日本のアマチュアゴルファーのために特化して、伝授する――。


◆レッスン6:正しいバンカーショット(理論編)
バウンスをいかに滑らせるか。
ミスを恐れず、クラブをしっかりと振り抜く

 サンドウエッジ(SW)を使うバンカーショットは、基本的に2種類の打ち方に分けられます。柔らかい砂の場合と、硬い砂、もしくは目玉になってしまった場合のショットです。

 まず柔らかいバンカーからの脱出は、ボールが正対した体の中央より左にくるようにアドレスし、フェイスを開いて構えます。

 大事なポイントは、クラブの裏面にあるバウンスをうまく使って、いかにボールの下をくぐらせていくか、です。フェイスを閉じてしまうと、エッジが砂に突き刺さったり、砂にもぐりすぎてしまったりして、バウンス部分がうまく滑ってくれません。

 フェイスを開くことによって、リーディングエッジが右を向いてしまいますから、アマチュアの方は「右に出てしまわないか」と心配になるかもしれませんが、フェイスを開けば開くほど、バウンスは使えるのです。そこはイメージの持ちようで、ボールの下をバウンスが滑り、そこからさらに加速していくようなイメージを持ちましょう。

 アマチュアの方は、ボールとヘッドがダイレクトに当たってしまうホームランやトップを恐れるあまり、バンカーショットに苦手意識を持ってしまいがち。しかし、砂の上にあるボールを打つ場合、フェアウェーから同じクラブを使った時と比べて、おおよそ「飛距離は3分の1に落ちる」と言われています。ですから、SWの飛距離が通常60ヤードという方なら、バンカーから打った場合はフルショットしてもせいぜい20ヤードぐらいしか飛びません。

 トップは怖いかもしれませんが、しっかりクラブを振って、ヘッドを走らせることで、バウンスを滑らせましょう。ボールの下をヘッドがくぐったあと、ボールをクラブが追い越していくような形になれば、ヘッドが走っている証拠です。