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得意舞台で15位も上昇気配。
松山英樹「次からの試合がすごく大事」 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 パットは、昨日入らなくて、やっぱり違和感が出てきてしまった。いい感じで打てているなと思ったら、そのあとすぐに3パットしてしまったりして。以降、まったくいいストロークができなかったので、入らなくて当然かな、と。

 先週の流れから(今週も)うまくプレーできるかと思ったんですが、なかなかそう簡単にはさせてくれない感じがあった。ハザードが効いていたり、ちょっと打ちにくいホールがあったりするなかで、そこで打ち切る自分の自信がまだないのかなって。パットに関しても同じようなことを言えるので、また次に向けてしっかり練習したいと思う」

 周囲から優勝を期待され、松山自身も常にそこを目指しているだけに、15位タイという結果に満足することはない。しかしながら、昨年はこの大会で途中棄権して、本格化するシーズンへ向けて不安を抱えていたが、今季は年明けから上昇気配をうかがわせ、メジャー大会を含めた今後に、ピークを迎えそうな期待感がある。

「この2週はトップ20を外さなかったし、そういう意味では少しずつ(よくなる)兆しは見えているのかなって思う。昨年も、ここまではいい流れになりそうなところまで来ていて、それを自分で手放してしまった。今季は、この流れをうまく続けられるようにしていきたい。そのためには、次からの試合がすごく大事になってくると思うので、まずは(オフウィークとなる)来週の1週間は大事にしたい」

 今季メジャー第1弾のマスターズ(4月11日~14日/ジョージア州)まで、およそ2カ月。松山がピークまでの階段を、一歩一歩着実に上がっていくことを願うばかりだ。

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