2019.01.31

【木村和久連載】ゴルフ業界サバイバル。
2015年問題後の試練は?

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第190回

 毎年囁かれている”ゴルフ人口減少”問題ですが、今のところ、大崩れする気配はなさそうです。ともあれ、その一連のマーケット減少の動きを、ここでもう一度、おさらいしておきたいと思います。

 最近、ゴルフ人口関連で注目を浴びたのは、”2015年問題”です。ゴルフをやっている人がもっとも多い団塊の世代が、その頃に一斉に引退するから、急激にゴルフ人口が減ってパニックになる――そう言われました。

 しかし、その問題が大きく取り沙汰されて4年ほど経過しましたが、ゴルフ人口は微減こそしているものの、大騒ぎをするような状況にはなっていません。

 それは、どうしてでしょうか?

(1)平均寿命が延びている
 お年寄りキャラで有名な方と言えば、TVアニメの『サザエさん』に出てくる磯野波平さん。頭頂の髪の毛が1本という、明らかに引退した姿の波平さんですが、設定年齢が54歳って知っていました?

 30~40年ぐらい前の54歳は、今の70歳ぐらいの扱いです。逆に言えば、今の70歳ぐらいの方々はそれだけ若いということ。だいたいここ30年で、10歳未満だった犬や猫の平均寿命も、12、13歳ぐらいまで延びていますからね。人間だって延びて当然です。現在は、男子の平均寿命も80歳を超えています。

“2015年問題”が浮かび上がった背景には、人間80歳ぐらいで亡くなるから、70歳ぐらいでゴルフを引退するだろう、という安易な考えから算出された予測値です。

 それで、現実はこうでした。