アンカーリング禁止から2年、パター変更に泣いた面々が復活し出した
悪天候によって、最終ラウンドが月曜日に順延されたフェデックスカップ・プレーオフ第3戦のBMW選手権。小雨が振り続き、泥だらけのコースで行なわれた激戦は、通算20アンダーで並んだキーガン・ブラドリー(アメリカ)とジャスティン・ローズ(イングランド)によるプレーオフへと突入した。
その1ホール目、18番パー4でボギーを喫したローズを尻目に、ブラドリーはきっちりパーを奪って優勝。およそ60cmのパーパットを沈めると、ブラドリーは両手を力強く天に向かって突き上げた。その際、本当にうれしそうな笑顔を見せた彼の顔がとても印象的だった。
BMW選手権で6年ぶりの優勝を飾ったキーガン・ブラドリー 今年で32歳となったブラドリー。今回の勝利は2012年の世界選手権シリーズ(WGC)ブリヂストン招待以来、実に6シーズンぶりのことだった。つらい日々を過ごしてきたその間に想いを馳せて、ブラドリーはこう語った。
「この6年間は、どれほど苦しい時間を過ごしてきただろう。長尺パターからの移行は、思っていたよりもずっと大変なことだった......」
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