アンカーリング禁止から2年、
パター変更に泣いた面々が復活し出した (4ページ目)
ちなみに、アダム・スコットは一時、短いパターでプレーしていたが、現在は長尺と短いパターの2本をバックに入れて戦っている。基本的に「距離の短いパットは長尺パター、長いパットは短いパターと使い分けている」と話すが、実際には試合で短いパターを使用することはほとんどなく、長尺パターを使っている。
アダム・スコットのパッティングスタイルは、以前とほとんど変わらない。ただし、グリップの先を体につけないで打っている。このスタイルが徐々に馴染んできて、上位争いに顔を連ねるようになった。
まもなく"アンカーリング禁止"となって、2年の月日が経過する。その間、苦悩の日々を過ごしてきた選手たちも、それぞれ試行錯誤を繰り返してきた結果、やっと自分のスタイルを見つけて"復活"を遂げている――そういう時期を今、迎えているのかもしれない。
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