2018.09.18

辞めたいくらいどん底を味わった
堀琴音。環境チェンジを吉とできるか

  • 金明昱●取材・文 text by Kim Myung-Wook
  • photo by Getty Images

“かつて”の堀琴音(22歳)がようやく戻ってきた――。

 8月のCAT Ladiesで、4月のスタジオアリス女子オープン以来、出場18試合ぶり、今季2度目の予選通過を果たした。通算4アンダー、今季最高の15位タイという成績を残して、久しぶりに笑顔を見せた。

「やっと”ゴルフができた”って感じです。いいゴルフができると、気持ちも前向きになりますね」

 プレーが終わったあとの清々しい表情を見て、長いトンネルからついに抜け出すことができたのだろう、と思った。

今季、思わぬ低迷に陥った堀琴音 しかしその後、再び2試合連続で予選落ち。嫌な予感がしたが、国内メジャー第2戦の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯では決勝ラウンドに駒を進めて、46位タイでフィニッシュした。さらに、続くマンシングウェアレディース東海クラシックでも予選を突破して、38位タイで終えた。

“完全復調”とまではいかないが、成績不振にズルズルと引きずられることはなくなったようだ。光が見えない”どん底”からは這い上がることができて、自らの力で”壁”を乗り越えていく”力量”が、多少なりとも備わってきたのかもしれない。

 それにしても、彼女の柔和な笑みを見たのはいったい、いつ以来だろうか。そのことが思い出せないほど、今季の彼女は開幕から絶不調だった。