元コーチふたりが太鼓判。「タイガー・ウッズはツアーでも戦える!」 (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 復帰戦として、その戦いぶりは確かに素晴らしかった。だが、今回のウッズの復活は、はたして本物なのだろうか? この成績、プレーぶりを素直に信じていいのだろうか?

 誰もが思うそんな疑問に、ウッズの元コーチたちが見解を示している。ここでは、ブッチ・ハーモン氏とハンク・ヘイニー氏の分析を紹介しよう。

 ハーモン氏は、「(ワールド・ヒーロー・チャレンジ)4日間のタイガーの戦いぶりは、いい意味ですごく驚きだった」と言い、ウッズのスイングのよかった点を例に挙げて、こう称賛した。

「(今回よかったのは)スイング全体に非常にゆとりがあること。以前にはあった、上下に動く癖がないこともよかった。スイングのスピードも戻って、腰の痛みもまったくなさそうだ。正直、今のウッズのスイングはかなりいいと思う」

 一方のヘイニー氏も、「このスイングなら(ツアーで)十分に戦うことができる」と太鼓判を押して、ウッズのスイングを称えた。

「(復帰したウッズのスイングは)インパクトに入るまでの腕のリリースが何よりもよくなっている。その結果として、腰への加重を減らし、さらにミスショットを軽減することにつながっている。

 これまでは、ボールの後方で肩や腕が遅れて出てきた。その悪癖によって、左右両方にミスショットが出ていた。また、スイングプレーンが以前はフラットだったが、今のスイングはそれらが改善されて、とてもよくなっている。体の調子もよさそうだし、クラブヘッドのスピードも出ている。ツアーに戻っても十分にやっていけると思う」

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