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マスターズ直前。ニクラウスの
名言に見る、松山英樹の世界的な立場

  • 三田村昌鳳●取材・文 text by Mitamura Shoho
  • photo by Getty Images

 松山英樹(25歳)にとって、6回目のマスターズ(4月6日~9日/ジョージア州)である。

6度目のマスターズに挑む松山英樹6度目のマスターズに挑む松山英樹 けれども、今までの彼を取り巻く"環境"とは何もかもが違っていた。

 それは、これまでとは別格の注目度である。現在、世界ランキング4位。並みいる世界の選手たちの中で、その実力においても、注目度においても、松山は"トップ5"の扱いだからである。

 全米で放送されるマスターズを特集しているテレビのプログラムの中でも、当然のように「HIDEKI MATSUYAMA」の名前が躍り、彼の映像や写真、コメントなどが取り上げられている。

 無論、マスターズの公式記者会見のリストにも載っていて、火曜日の11時30分、ジェイソン・デイ(29歳/オーストラリア)、アダム・スコット(36歳/オーストラリア)に続いて、松山は会見に臨んだ。

「初めてマスターズに出場したときは(2011年、アマチュア選手として出場。27位タイ)、何がなんだかわからないまま、終わってみれば、ローアマを獲得できました。まあ、何もわからないままだったのが、よかったかなと、今は思います。

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