トッププロの妻たちが給食を。
PGAツアーの知られざる社会貢献 (2ページ目)
「私たちの一番の目標は、子どもたちが心配なく育つことのできる社会作りの手助けをすること。病気などで支援が必要な子どもたちと、その家族のために、どんな小さなことでも手伝っていきたい」
そう語るのは、現在同協会の代表を務めるメーガンさん。マーティン・レナード(33歳/スコットランド)の夫人である。
同協会の活動に参加する選手の妻の数は、年々増加しているという。では、具体的にはどんな活動をしているのか。
試合が開催される地域の貧しい子どもたちに『給食』を配るワイブス・アソシエーションの面々 例えば、昨季のフェデックスカップ・プレーオフの第2戦、ドイツバンク選手権(9月2日~5日)がボストンで開催されたときのことだ。この週は、9月5日の月曜日が"レーバーデー(勤労感謝の日)"で、ロングウィークエンドとなる。そのため、試合も月曜日が最終日と変則的だったが、長い週末になるということは、当然その間は学校が休みになる。
アメリカは物資に恵まれた豊かな国ではあるが、貧富の差が激しく、自宅ではまともな食事ができない子どもたちがたくさんいる。そういう子どもたちは、「学校に行かないと給食がないため、食事ができない」という現実があるのだ。
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