2月に戦列を離れた石川遼。どうなる、PGAツアーへの復帰? (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 PGAツアーの「メディカル・エクステンション(公傷制度)」は、ケガや病気によって4カ月以上、ツアーから離れた場合に申請することができる制度だ。医師の診断書など必要な手続きを経て、最終的にはPGAツアーのコミッショナー、ティム・フィンチェム氏が申請を認めるかどうかの判断をする。

 つまり、フィンチェム氏の胸三寸で決まるということだ。それでもし、このメディカル・エクステンションが認められるとどうなるか。

 昨季のフェデックスランキング122位のシード選手として、今季(2015-2016シーズン)ツアーに参戦した石川。開幕戦のフライズ・ドット・コムオープンを含めて出場したのは6試合(うち3試合は予選落ち)だけで、現在のフェデックスランキングは211位。本来であれば、来季のシード権を失うことになるが、メディカル・エクステンション扱いの選手として、シード権が得られるフェデックスランキング125位の選手の、次の優先順位で来季ツアーの出場が可能となる。

 ただし出場できるのは、戦列を離れてから出場が可能だった試合数のみ。石川の場合、棄権したAT&Tペブルビーチ・プロアマ以降では、マスターズや全米オープンなどのメジャー、メモリアルトーナメントなどの招待試合を除いて、19試合程度となる。

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