2月に戦列を離れた石川遼。どうなる、PGAツアーへの復帰? (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 そして、石川は来季(2016-2017シーズン)、この出場可能な約19試合の中で、今季125位となった選手のフェデックスランキングポイントを超えることができれば、再びシード選手へと昇格。次のシーズンも、PGAツアーに参戦することができる。もちろん、規定の試合数でその条件をクリアできなければ、その時点でシード権は消失する。

 その規定の試合数は、石川が開幕戦から復帰すれば、そこからカウントされることとなる。もし出場できる試合を欠場した場合、それも定められた試合のひとつとしてカウントされるので、一度復帰したらどんどん試合に出場して、必要なポイントを目指して戦っていかなければならない。

 復帰する前にはその準備として5試合程度、下部のウエブ・ドット・コムツアー、もしくは日本ツアーへの参戦は認められている。石川が日本ツアーの日本プロゴルフ選手権(7月7日~10日/北海道)に出場したのは、その一環だ。

 同大会で予選落ちに終わった石川だが、新スイングにして腰の負担は軽減。「思ったよりも満足な出来だった」と手応えを見せている。試合から遠ざかっていたせいか、ショートゲームでのミスが目立ったものの、これは試合をこなしていけば修正されていくだろう。

 石川の今後のスケジュールだが、昨年優勝したANAオープン(9月15日~18日/北海道)に出場して、その後も日本ツアーを2、3戦こなしてからPGAツアーの開幕戦に備える、というのが濃厚だ。

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