「何も変わっていない」という菊地絵理香。
ではなぜ強くなったのか

  • 古屋雅章●文 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images

 ウエッジを持ったときに寄せられる距離が、昨年は平均して(ピンから)3mくらいだったとして、今年はそれが2mとか、1.5mにつけられれば、次のパットが入る確率が高くなります。だから、ウエッジの精度を上げれば、もうちょっと上のランクに行けるのかな、と思っています」

 昨季の賞金ランキングは、上位5位までを外国勢が占めた。菊地は日本勢のトッププレーヤーとして、その中に割って入ってほしい存在である。

 そんな周囲の期待もあってか、スタジオアリスでの優勝後のインタビューでは、「今年は国内メジャーでの優勝と、賞金女王も......」という言葉を口にした、と各メディアで報じられた。

 控えめで、自分なりに確信を持ったことだけを発言するタイプの菊地にしては、随分と大胆な発言だと思った。が、事実は少し違うようだ。

「『今年はメジャー(のタイトル)を獲りたい』とは言いましたけど、『賞金女王を狙います』みたいなことは一切言っていないのに、なぜああいう記事が出たのかわからないんです。もちろん、なれるものならなりたいですけど、たとえ獲れたとしても、今は『そうです、私が賞金女王です!』みたいな、そんなふうにはなれないし、そういうタイプでもないですから(笑)。だから、今年は(賞金女王を)狙うなんて、口に出すはずがないんです。それに、今のままでは賞金女王はまだまだ厳しいと思うので......」

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