2016.07.19

「何も変わっていない」という菊地絵理香。
ではなぜ強くなったのか

  • 古屋雅章●文 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images

 昨春のKKT杯バンテリンレディスにおいて、プロ8年目で悲願のツアー初優勝を飾った菊地絵理香(28歳)。昨季は前年の倍以上となる賞金8827万4415円を獲得し、賞金ランキングも初のベスト10入り(8位)を果たした。

 そして今季も、4月のスタジオアリス女子オープンで優勝。昨季からの調子をそのままキープし、早々に今季初勝利となる、ツアー通算2勝目を挙げた。ここまで予選落ちは一度もなく、賞金ランキングは7位と好位置につけている。

昨季ツアー初優勝を果たしてから、さらに安定感が増した菊地絵理香 プロ8年目の初優勝によって、彼女の中で何が変わったのか。そんな疑問を素直にぶつけてみると、彼女からは想定外の言葉が返ってきた。

「う~ん、初優勝をして変わったことって、ないんですよね。すごく自信を持てるようになったかというと、状況によって(自信を)持てたり、持てなかったり、ですし......」

 ならば、ツアー2勝目ではどうだったのか。スタジオアリスではかつての世界ランキング1位、申ジエ(28歳/韓国)の追撃を振り切って勝利した。そこで得た自信は大きかったのはないだろうか。

 しかし菊地は、それさえも否定した。逆に、申ジエの持つ"自信の強さ"を思い知らされたという。