【木村和久連載】増殖する「サードウェーブ系ゴルファー」の実体
専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第45回
最近、ゴルフ場で見かける30代ぐらいのゴルファーは、明らかに我々オヤジ世代とは"種族"が違います。昔なら「新人類」と呼ばれるのでしょうが、今風の表現で言えば、「サードウェーブ系ゴルファー」といったところでしょうか。
今回は、そんな彼らのユニークな生態を観察してみたいと思います。
まず「サードウェーブ」の語源をちょっと勉強しましょう。そもそもの由来は、コーヒー市場での話。シアトル系コーヒーチェーンなどの台頭で広がったコーヒーを「第2の波」と呼び、それ以降に登場した新種のカフェで、高品質の豆を使用しバリスタが一杯ずつ入れて提供するようなコーヒーを「第3の波」、つまり「サードウェーブコーヒー」と呼ぶようになりました。
この表現は、若者文化を比較するときにも使われ、ゆとり世代や失われた世代を「サードウェーブ系男子」と呼んでいるようです。要するに、団塊の世代(戦後第1世代)、バブル&ITバブル世代(戦後第2世代)に続く、"第3の波"ってことですね。
これは、アマチュアゴルフ界の構図にも当てはまるので、そのまま拝借して、バブル&ITバブル世代以降のアマチュアゴルファーを「サードウェーブ系ゴルファー」と命名いたしました。
では、サードウェーブ系ゴルファーとは、どんなライフスタイルなのでしょうか。
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