米ツアー4位。「情けない」と語った岩田寛に頂点は見えているか (2ページ目)
2打差でトップに立つフィル・ミケルソン(45歳/アメリカ)とともに最終組でラウンドした最終日。人気選手のミケルソンを目当てにした大ギャラリーに囲まれても、岩田は平常心を保って、自らのプレーに集中していた。
「最初の2ホールくらいは緊張しましたけど、落ち着いてプレーできました」
4番(パー4)でボギーを叩いたものの、6番(パー5)、7番(パー3)と連続バーディーを奪取。さらに後半に入って、11番(パー4)でバーディーを決めると、通算16アンダーとしてトップに並んだ。
その後は、ショットが不調でなかなかパーオンすることはできなかったが、ミケルソンを凌駕する見事なショートゲームでカバー。12番から15番まで4ホール連続で1パットのパーでしのぎ、通算17アンダーでトップに立ったボーン・テーラー(39歳/アメリカ)を追随した。
そして、迎えた残り3ホール。岩田は最低でもひとつはスコアを伸ばす必要があった。そこで、岩田は「気持ちを切り替えて、攻めていった」という。が、それが裏目に出てしまったかもしれない。
16番(パー4)では、第2打をグリーン手前のラフに外して、第3打のアプローチも3mオーバーしてボギー。17番(パー3)ではティーショットをバンカーに外してスコアを伸ばせず、最終18番でもボギーを叩いて自滅した。
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