2016.02.09

不安の中で得た2度目の栄冠。松山英樹は「この1勝で激変する」

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reikotext by Sportiva
  • photo by Getty Images

相性のいいフェニックスオープンで、米ツアー2勝目を飾った松山英樹 アリゾナ州のTPCスコッツデール(パー71)で行なわれたウエイストマネジメント・フェニックスオープンで、松山英樹(23歳)が米ツアー2度目の優勝を飾った。首位のダニー・リー(25歳/韓国)と3打差の2位タイで迎えた最終日、序盤で崩れたリーに代わって、途中からトップに立った同組のリッキー・ファウラー(27歳/アメリカ)に土壇場で追いつくと、そのファウラーとの4ホールに及ぶプレーオフを見事に制した。

「今季は『シーズン中に2勝目を挙げる』というのを目標としていましたが、今回思わぬ形で優勝することができました。結果としては、時の運というか、たまたまリッキーが2回もミスをしてくれたので勝てた、というだけ。自分から引き寄せた優勝という感覚はまったくないですね。でもまあ、”勝つ”ことはすごく大変なことなんだな、という思いがずっとあったので、どんな形であれ、勝てたことに関しては本当にうれしいです」

 松山にとって、2016年初戦となった前週のファーマーズ・インシュランスオープン(1月28日~31日/カリフォルニア州)は、まさかの予選落ちを喫した。不安視していたショットが乱れて、2日目に大きくスコアを崩してしまったのだ。そして今大会でも、試合前はショットに不安を抱えたままだった。

「ショットに悩んでいる? そうですね。ショットも、アプローチも、パターも……。ショットが安定していれば、自然と成績もよくなると思うんです。そのうえで、微妙なパットが入れば、一昨年(4位タイ)、昨年(2位タイ)のように上位に行ける。でも今は……。試合になってみないとわからないけど、先週よりも自信を持てずに試合に臨む感じですね」