今季期待の美人ゴルファー・松森彩夏「夢は五輪と海外メジャー」

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • 高橋明宏●撮影 photo by Takahashi Akihiro

 一昨年のプロテストで合格したあと、その年のファイナルQTでは86位に終わった。昨季は、主催者推薦などによる限られた試合しか出場できず、下部ツアーとなるステップアップツアーを中心に戦うことになった。その際、松森はある決断をした。

「一昨年までは、試合出場の手続きをはじめ、宿泊先や交通手段の手配など、すべて母がしてくれていたんです。試合会場まで、母が車を運転して送ってくれたりして......。でもそうしたことを、昨年からは全部自分でやるようにしたんです。

 さすがに最初の頃は大変でしたね。レンタカーを借りて、会場まで自分で運転して試合に臨んで、終わったらまた次の会場に移動して試合をこなして......。そのサイクルに慣れなくて、疲れも相当たまっていました。それでも、同期の沙弥香ちゃん(土田沙弥香/20歳)らと協力して、各試合会場にも一緒に移動したりして、徐々にツアーを転戦するサイクルにも慣れていきました。途中からは、大好きなテイラー・スウィフト(アメリカの人気女性シンガー)の曲を車の中で聴きながら、ノリノリでトーナメントが行なわれるゴルフ場に向かっていましたね(笑)。

 そうして心に余裕が生まれると、気持ちの切り替えがうまくできるようになって、ゴルフにも集中できるようになりました。ステップアップツアーでも賞金をもらえるようになって、上のツアー(レギュラーツアー)でも予選突破する機会が増えたんです。何事もひとりでこなすようになったことは、とてもいい経験になりましたし、ほんの少しですけど、大人になれたのかな、と思います」

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