【女子ゴルフ】国内メジャー第1戦。
凱旋・宮里藍、復活・有村智恵、新人・斉藤愛璃らが競演

  • 柳川悠二●文 text by Yanagawa Yuji
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

サイバーエージェントレディスで今季初V、ツアー通算11勝目を飾った有村智恵。サイバーエージェントレディスで今季初V、ツアー通算11勝目を飾った有村智恵。 ゴールデンウィーク真っ只中、いよいよ女子ゴルフの国内メジャー第1戦、ワールドレディスサロンパスカップが開幕する(降雨により、5月3日の第1Rは競技中止)。

 今季の日本女子ツアーは、開幕戦のダイキンオーキッドレディスで昨年プロテストに合格したばかりの斉藤愛璃(22歳)がツアー初勝利を飾り、第7戦のフジサンケイレディスクラシックでは同じく22歳の大江香織が初戴冠。序盤戦は若手の台頭が目立った。

 しかし先週のサイバーエージェントレディスでは、左手首の負傷で開幕に出遅れた有村智恵が復帰4戦目で復活V。さらに、実力者の横峯さくらも2位と徐々に調子を上げてきた。若手がチャンスをうかがい、中堅のゴルファーたちがそれを阻止せんと凌ぎを削る、百花繚乱の様相を呈している。

 そうして迎えた国内メジャー第1戦には、先日、アメリカ女子ツアーのロッテ選手権で今季初優勝した宮里藍が凱旋。大会ホステスプロとして、2005年日本女子オープン、2006年日本女子プロ選手権に続くメジャータイトル獲得を狙う。
「日米連続優勝というのは、やってみたいけど、それはあとからついてくるもの。自分のゴルフに集中してシンプルにプレイできれば、結果は自然と......」

 加えて、このメジャー大会を足がかりにワールドランキング1位への返り咲きも目論む。
「私とトップ(ヤニ・ツェン)との差は、(国内外の)メジャーのポイントの差だと思う。だからこそ、この大会に対するモチベーションは高い」

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