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ネイマールは「ブラジルの長友」だった? 議論百出の末に代表復帰が決まったセレソンの裏事情 (4ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Akiko Tonegawa

 ブラジルだけではない。FIFA幹部や大会組織委員会もまた、"ネイマール不在のワールドカップ"が商業的には物足りないことを完全に理解している。

 驚くべきなのは――誰も説明を求めていないことだ。なぜネイマールなのか。誰も説明しないし、誰も理解していない。だが、誰もがネイマールに注目している。

 なぜ人々はネイマールにこれほど熱狂するのか。正直に言えば、私にもよくわからない。

 もしかしたらブラジルに"英雄"がいなくなったからかもしれない。あるいは、「ネイマール」という名前には特別な魔法があるのかもしれない。「彼だけが他のどのブラジル人にもない才能を持っている」と信じている者も少なくない。

 多くのブラジル人にとって、ネイマールはいまだに"希望"なのだ。24年間、ワールドカップ優勝を逃し続けたブラジルにとって、「夢を現実に戻せるかもしれない存在」なのだ。

 もしネイマールが最終メンバーから外れていたら、ブラジルはカーニバルが終わったあとのように、静かで、寂しくて、空っぽな空気になっていたかもしれない。だがネイマールは選ばれた。ブラジルの"祭り"はいまだに続いている。

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