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久保建英のビッグクラブ移籍ははたして成立するのか 地元スペイン人記者の見解 (3ページ目)

  • ウナイ・バルベルデ・リコン●取材・文 text by Unai Valverde Ricón

【4人のウイングのなかでの争い】

 日本代表で2戦連続の先発出場を果たした久保は、サン・セバスティアンに戻って最後にチーム練習に復帰した選手となった。疲労や時差ぼけでほとんど準備期間のないなかで、エル・サダールの厳しいピッチでのオサスナ戦に臨まざるを得なかったため、ベンチスタートとなったことはまったく不思議ではなかった。

 後半15分にバレネチェアと同時にピッチに入り、及第点のプレーを披露した。右サイドでブライス・メンデスやカルロス・ソレールと2、3回面白い連係を見せ、ペナルティーエリア手前からシュートを放ち、終盤には試合を締めくくるためにボールをキープしていた。

 セルヒオ・フランシスコ監督は試合後の会見で、オサスナ戦で起用した4人のウイングについて、「ふたり(ゴンサロ・ゲデスとアルセン・ザハリャン)はゴンサロのゴール直前に交代させる予定だった。サイドでプレーした4人は皆、脅威となるプレーを見せてくれたと思う。バレネチェアとタケは常に相手を脅かす選手であり、相手もそれを実感している。我々には密接に連係してプレーすれば、ダメージを与えられる力を持つ選手たちがいる」と全体的に高評価していた。

 チームがいい流れにあるなか、監督はラ・リーガ3位と好調のビジャレアルとの次戦に向けて、4人のウイングのうちのふたりをスタメンに選ぶという難しい決断を下さなければならない。

 久保はラ・レアルでスターとしての活躍を常に求められているにもかかわらず、今季ここまではいいパフォーマンスを発揮できていない。シーズン終わりにはワールドカップを控えている。だからこそ、これまで以上にステップアップして、皆にその実力を示す必要がある。

髙橋智行●翻訳(translation by Takahashi Tomoyuki)

著者プロフィール

  • 高橋智行

    高橋智行 (たかはし・ともゆき)

    茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、リーガ・エスパニョーラを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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