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【欧州サッカー】ドログバを奮い立たせたモウリーニョのひと言「チェルシーなら22人のキングの頂点に立てる」 (4ページ目)

  • 粕谷秀樹●取材・文 text by Kasuya Hideki

【今のトップDFたちと対峙すれば...】

 マルセイユに戻るよりも、ハイレベルなチェルシーのトップチームで頂点を目指してみろというアドバイスは、心に沁みた。ドログバは心底、モウリーニョに惹かれている。

 鋼の肉体を相手DFにあずけるかのようにボールをキープし、スプリントでは正当なショルダーチャージを交えながらマーカーを粉砕する。この男と肉体的に渡り合えるDFは、ほぼ存在しなかった。

 現在、ワールドクラスのセンターバックと言われるフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)やウィリアン・サリバ(アーセナル)でさえも、デュエルでは圧倒されるのではないだろうか。

 イングランドでの公式戦・通算成績は381試合・164得点。チェルシーのレジェンドとして愛されるドログバは、今も強烈な印象とともにファンの記憶に刻まれている。

著者プロフィール

  • 粕谷秀樹

    粕谷秀樹 (かすや・ひでき)

    1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン社)など多数。

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