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サッカー日本代表との対戦が楽しみなブラジル国民 アンチェロッティ就任で代表人気も復活

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 10月10日に韓国と、14日に日本と戦うブラジル代表のメンバーは以下のとおり。

GK
ベント(アル・ナスル)、ウーゴ・ソウザ(コリンチャンス)、ジョン・ヴィクトル(ノッティンガム・フォレスト)

DF
カイオ・エンリケ(モナコ)、カルロス・アウグスト(インテル)、ドゥグラス・サントス(ゼニト)、エデル・ミリトン(レアル・マドリード)、ファブリシオ・ブルーノ(クルゼイロ)、ガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)、ルーカス・ベラウド(パリ・サンジェルマン)、ウェズレイ・フランカ(ローマ)、ヴィチーニョ(ボタフォゴ)

MF
アンドレ(ウォルバーハンプトン)、ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)、カゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)、ジョアン・ゴメス(ウォルバーハンプトン)、ジョエリントン(ニューカッスル)、ルーカス・パケタ(ウェストハム)

FW
エステヴァン(チェルシー)、ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)、イゴール・ジェズス(ノッティンガム・フォレスト)、ルイス・エンヒキ(ゼニト)、マテウス・クーニャ(マンチェスター・ユナイテッド)、リシャルリソン(トッテナム)、ロドリゴ(レアル・マドリード)、ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)

練習中にヴィニシウス・ジュニオールに話しかけるカルロ・アンチェロッティ監督 photo by AP/AFLO練習中にヴィニシウス・ジュニオールに話しかけるカルロ・アンチェロッティ監督 photo by AP/AFLOこの記事に関連する写真を見る 多くのスターを生み出し、唯一ワールドカップ全大会に出場し、最多の5つのタイトルを誇るブラジル代表。だが2002年以降はたび重なる挫折を味わってきた。6度目の優勝は、23年間、幻に終わり続けている。それどころか最近では出場権を手に入れるのさえも危うくなり、今回の予選では永遠のライバルであるアルゼンチンに屈辱的な1-4の敗戦を喫している。

 そんなブラジルの問題のひとつが監督だった。2014年以降、5人の監督が誕生しては去っていったが、失われた魔法を取り戻すことのできる監督はいなかった。特に2022年のカタールワールドカップ後にチッチが去ると、ブラジルのベンチは目まぐるしく変わり、なかには世界の強豪を率いるにふさわしくない者もいた。

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