日本代表でも中軸となる「欧州組の今季の活躍度」を識者がランキング化 昨季までと激変した番付とは? (3ページ目)
【総合で1位は三笘薫】
3位 鎌田大地(フランクフルト)
自身、初のCLの舞台に立ち、3得点。決勝トーナメントに進出したうえ、リーグ戦でも昨季を大きく上回る9得点を記録した。カタールW杯後に少し中だるみはあったが、シーズン前半戦はボランチでプレーするなど、今後に向けてプレーの幅を広げたことは大きな財産となったはずだ。
チームは7位で国内カップ優勝も逃したが、鎌田にとっては上々のシーズンだった。契約満了で退団が決まったが、来季も新天地での活躍が楽しみだ。
2位 久保建英(レアル・ソシエダ)
パスしたい時に味方が感じてくれて、受けたい時に受けたい場所でパスが出てくる。新天地"ラ・レアル"は、久保にとって相性抜群の環境だった。
任されたポジションも、2トップ、ウイング、シャドーと多岐にわたり、ラ・リーガ移籍後の過去3年と比べて、ゴールに近い場所でプレーするようになったことで、シーズン9得点をマークした。試合を決める選手として、ひと皮むけた印象だ。主軸として来季のCL出場権獲得にも貢献した。
1位 三笘薫(ブライトン)
負傷も含め、シーズン序盤はプレミアに馴染むための準備期間となったが、カタールW杯後の覚醒ぶりは目覚ましいものがあった。そのインパクトは欧州でプレーする日本人選手随一。しかも舞台は世界最高峰のプレミアリーグだ。
終盤はやや失速気味だったが、それでもプレミア初年度でリーグ戦7得点は上々の出来。チームのEL出場権獲得に貢献できたことも大きな功績だった。来季はさらなる飛躍も期待できそうで、二桁得点がノルマか。
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4氏全員がベスト5に入れたのは三笘薫、久保建英、鎌田大地の3人。それぞれがつけた順位に、5位=1点、4位=2点、3位=3点、2位=4点、1位=5点と点数化して合計すると、今季の「番付」は次のような結果になった。
1位 三笘薫(19)
2位 久保建英(17)
3位 鎌田大地(10)
4位 守田英正(4)
古橋亨梧(4)
6位 上田綺世(3)
7位 堂安律(2)
8位 伊東純也(1)
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