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三笘薫がベンチに下がる姿に「主役の風格」 独善性ゼロ、最高級の決勝点アシストプレーを解析する (3ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by ZUMA Press/AFLO

 後半31分、三笘はお役御免とばかりアウェーのピッチをあとにした。途中交代は実に7試合ぶり。フルタイム出場を6試合続けるアタッカーは、交代枠5人制下においては異例である。時間を稼ぐようなダラダラとした動きではなく、ベンチに小走りで下がる姿に、主役然とした風格を見た気がした。

著者プロフィール

  • 杉山茂樹

    杉山茂樹 (すぎやましげき)

    スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。

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