三笘薫が絶妙なアシスト ブライトンのゴールシーンで秀逸だったのはポジショニングとパスによる相手守備網の崩し方
Question
マック・アリスターにボールが渡ったあと、ブライトンはどのように相手を崩したか?
イングランドFAカップ第5回戦、ストーク対ブライトンが行なわれ、アウェーのブライトンが1-0で勝利し、準々決勝へと駒を進めた。
試合開始からブライトンが高いボール保持率で主導権を握ってチャンスを作り、ストークはカウンターからワンチャンスを狙う展開となった。すると前半30分、三笘薫のアシストからエバン・ファーガソンが決めてブライトンが先制する。
後半もブライトンがボールを握りながらゲームを支配するが、ゴールネットを揺らすことはなく、1-0のまま試合終了。ブライトンがベスト8進出となった。
今回は、ブライトンの得点シーンを取り上げる。
前半30分、ブライトンが右サイドに展開し、パスカル・グロス、モイセス・カイセドとつないで中央にボールを運ぶ。そこに中央やや左寄りにいたアレクシス・マック・アリスターが寄っていき、カイセドからボールを受け取ろうとする。
中盤でマック・アリスターがボールを受けてから、ブライントンはどのように相手を崩したかこの記事に関連する写真を見る このあと、ブライトンはどのようにしてストークを崩したか、というのがQuestionである。
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プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。