検索

伊東純也は大黒柱、南野拓実はサブ、新加入・鈴木唯人のライバルは3人。フランスリーグ後半戦、日本人5人の見どころ (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

【鈴木唯人はこの半年間が勝負】

 今シーズンのストラスブールは、昨季6位躍進の立役者だったジュリアン・ステファン監督が1月7日のフランスカップ敗退後に成績不振で解任。予想外の展開によって、序盤から残留圏内を彷徨っていた。

 ただ、バトンを受けたマテュー・ル・スコルネ暫定監督になってから1勝1分けと結果が好転。そのまま正式監督として続投が決定し、現在は16位に浮上して残留圏を脱出することに成功している(今シーズンは下位4チームが降格)。

 そして気になる、鈴木唯人のライバルを見てみよう。

 冬の移籍マーケットでFWルドヴィク・アジョルクがマインツ(ドイツ)に移籍したため、現在5-3-2の2トップを務める元フランス代表ケヴィン・ガメイロと空中戦にめっぽう強いアビブ・ディアロ、そしてバックアッパーのレボ・モティバの3人。つまり、鈴木はアジョルクに代わる4人目のFWとして期待されている。

 もちろん、日本人FWがリーグ・アンに馴染むのは簡単ではない。鈴木にとっての当面の目標は、ローン期間中に来シーズン以降に活躍できそうな可能性を見せられるかどうかだ。出場のチャンスはあるはずなので、そこで実力の片鱗を見せたいところだ。

【筆者プロフィール】中山淳(なかやま・あつし)
1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。

★中村俊輔選手との鼎談全文(合計33ページ)収録★
↓↓↓↓↓↓↓↓
webスポルティーバの大人気対談
「中村憲剛×佐藤寿人 日本サッカー向上委員会」が一冊の本になった!

 書籍名は「ケンゴとヒサト サッカー人生以外も役に立つサッカーの話」

 ふたりが願う「日本サッカーのさらなる向上」を実現するため、さまざまなテーマに沿って対談形式で本音をぶつけあう。また、カタールワールドカップ直前企画として「ふたりの思い出のワールドカップこぼれ話」、さらにはふたりが熱望した元日本代表MF中村俊輔選手を招いて豪華な「スペシャル鼎談」も収録。プロとして20年近く現役を続けられたふたりの言葉は、「サッカー以外の人生」にもきっと役に立つ。

<中村憲剛さんからのコメント>
「長く第一線でやれたのには理由があります。その要因を紐解くことは、サッカーだけではなく、おそらくサッカー以外の社会や組織にも当てはまること。その『ヒント』になるようなものが、この本には詰められていると思います」

<佐藤寿人さんからのコメント>
「僕らはスポーツの世界で経験してきたことを話していますけど、それをうまく変換して『自分事』として捉えていただき、それぞれの環境で生かしてもらえたら。サッカーをやってきたなかで学んだことは、人生にも役立つんです」

【書籍名】 ケンゴとヒサト サッカー人生以外も役に立つサッカーの話
【発 行】 集英社
【発 売】 2022年11月14日(月)
【定 価】 本体1,700円+税

◆ご予約はこちらから>> 「集英社・書籍案内」 「Amazon」 「楽天ブックス」


【profile】
中村憲剛(なかむら・けんご)
1980年10月31日生まれ、東京都小平市出身。久留米高校から中央大学に進学し、2003年にテスト生として参加していた川崎フロンターレに加入。2020年に現役を引退するまで移籍することなく18年間チームひと筋でプレーし、川崎に3度のJ1優勝(2017年、2018年、2020年)をもたらすなど黄金時代を築く。2016年にはJリーグMVPを受賞。日本代表・通算68試合6得点。ポジション=MF。身長175cm、体重65kg。

佐藤寿人(さとう・ひさと)
1982年3月12日生まれ、埼玉県春日部市出身。兄・勇人とそろってジェフユナイテッド市原(現・千葉)ジュニアユースに入団し、ユースを経て2000年にトップ昇格。その後、セレッソ大阪→ベガルタ仙台でプレーし、2005年から12年間サンフレッチェ広島に在籍。2012年にはJリーグMVPに輝く。2017年に名古屋グランパス、2019年に古巣のジェフ千葉に移籍し、2020年に現役を引退。Jリーグ通算220得点は歴代1位。日本代表・通算31試合4得点。ポジション=FW。身長170cm、体重71kg。

【写真・画像】カタールW杯で超バズった「美女モデル」SHONOさんフォトギャラリー(厳選24枚)

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る