マンチェスター・シティがギアチェンジで攻撃力爆発。ハーランドのハットトリックを生む、十八番とも言えるサイドからの崩し

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
マフレズへのサイドチェンジのあと、マンチェスター・Cはどのように崩したか?

 プレミアリーグ第21節、マンチェスター・シティ対ウォルバーハンプトンが行なわれ、ホームのマンチェスター・シティが3-0で勝利。首位アーセナルより消化が1試合多いが、勝ち点差を再び5ポイントに詰めた。

 前半立ち上がりからホームのマンチェスター・シティが圧倒的にボールを保持し、相手を押し込み続ける展開となったが、ウルブズも粘り強く守っていた。しかし、40分にアーリング・ハーランドが先制点を奪う。

 後半に入ると50分にPKでハーランドが2点目を決めると、直後の54分にも加点して今季4度目のハットトリックを達成(1シーズンで出場19試合での4度目達成はプレミアリーグ最速記録)。そのままマンチェスター・シティが3-0で圧勝した。

 今回は、マンチェンスター・シティの先制点のシーンを取り上げる。

 前半40分、中盤中央でボールを持ったロドリから、右サイドに開いたリヤド・マフレズへ展開してサイドチェンジ。

 ウルブズの守備陣が全体的にスライドするなか、マフレズはウーゴ・ブエノと対峙した。

ロドリからマフレズへサイドチェンジのパス。このあとマンチェスター・シティはどのように崩したかロドリからマフレズへサイドチェンジのパス。このあとマンチェスター・シティはどのように崩したかこの記事に関連する写真を見る この場面でマンチェンスター・シティはどのように崩したか、というのがQuestionである。

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