弱小スペイン代表に風が吹き始めた。クラブチームが牽引して攻撃サッカーの旗頭に (4ページ目)
続くユーロ2004。スペインは開催国に立候補していた。国民の多くは、同様に立候補していたポルトガルに、まさか招致合戦で敗れることはないだろうと楽観的になっていたという。結局、開催国はポルトガルに決まったのだが、スペインがポルトガルに対して大国風を吹かせ、招致活動で遅れを取ったことが、番狂わせを許した理由だとされる。
皮肉なことに、抽選の結果、スペインとポルトガルはグループリーグを同じ組で戦うことになった。リスボンのジョゼ・アルバラーデで行なわれたこの一戦。勝ったのはポルトガルで、その前の試合でギリシャに引き分けていたスペインは、あえなくグループリーグ落ちとなった。
(つづく)
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