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PSGの攻撃バリエーションは異常なレベル。メッシもネイマールも楽しそうだ (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 ますます見るのが楽しみになったMNMトリオ。残念ながら、冒頭のサンテティエンヌ戦でネイマールが負傷したたことで、しばらく結成は一時休止となるが、CLグループ2位通過を決めたPSGにとって、ラウンド16までに復帰を見通せるだけでも救いと言える。

 しかも、たとえネイマールが不在でも、PSGにはこれまで攻撃を司ってきたディ・マリアという重要戦力がいる。そのケタ外れの"ストライカー操作術"があれば、ネイマール不在の間にメッシとエムバペのゴール数が急増する可能性は十分にある。

 また、セルヒオ・ラモスが復帰した守備陣では、ポチェッティーノ監督が3バックをオプション導入することを示唆。マルキーニョス、プレスネル・キンペンベ、セルヒオ・ラモスのMKRトリオが最終ラインを形成する日も近そうだ。CLではマルキーニョスのボランチ起用というオプションも考えられ、そうなれば永遠に解決しそうもない守備バランスの問題も、個の力でカバーできる可能性がわずかに見えてくる。

 とにかく、"新銀河系軍団"PSGは見どころが盛りだくさん。エムバペの契約状況を考えれば、このドリームチームを拝めるのは最短で1年、最長でも3年だ(メッシとの契約は最長3年。仮に延長しようとしても赤字経営を禁止するUEFAの「ファイナンシャル・フェアプレー制度」に引っかかる可能性が極めて高いため)。その儚さも含め、2020−2021シーズンのPSGを絶対に見逃すべきではない。

市場価値が最も高いと評されるエムバペ

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