ロナウドは総資産350億円の実業家。栄光の2002年セレソンたちのいま (4ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 選手時代の終盤から、甲状腺の機能不全のせいで代謝が低下、体重オーバーを何度も指摘されていた。引退後はかなり太って、一時は120キロ近くになったが、その後ダイエットし、腹筋が見えるほどになった。だが、今はどうやらまたリバウンドしつつあるようだ。

 もうひとつ、ロナウドを語るのに欠かせないのはポーカーだ。彼がポーカーを始めたのはレアル時代。ロッカールームで仲間たちから習い、たちまち夢中になった。数カ月後には彼はチーム内で一番のプレーヤーとなっていたという。そのうち仲間うちでのお遊びだけでは物足りなくなった彼は、ポーカーの大会にも出るようになる。

 やがて彼のポーカー好きを知ったオンラインカードゲーム会社が彼を招いて大会を開くようになる。2015年には800人が参加するプロの大会に挑戦して、見事26位となり、4万2000ドル(約460万円)の賞金を手にしている。その他のスポンサー契約なども合わせると、ロナウドはポーカーでも百万ドル以上を稼いでいる。さらに2014年にはテニス選手のラファエル・ナダルとチャリティカードゲームをしている。

 そんなロナウドの今後の目標は、ブラジルサッカー協会の会長の座だと言われている。
(つづく)

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