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次回は招集? 乾貴士、中島翔哉...
代表に呼ばれなかった欧州組の現在 (3ページ目)

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 加入2シーズン目を迎えた浅野は開幕からスタメンをキープすると、第2節ノヴィ・パザル戦からは4戦連続ゴールをマークするなど絶好調。特に5-0で大勝した第5節インジヤ戦ではハットトリックを記録し、8月だけで計6ゴールを挙げるなど現時点で得点ランキング2位タイにつけている。

 9月以降はゴールから遠ざかっているが、監督交代後もレギュラーの座を守っており、ほぼトップフォームに近い状態にある。現在の浅野は4-2-3-1の右ウイング、もしくは4-4-2の右MFが主戦場。このポジションは日本代表の激戦区だが、1トップでもプレーできることを考えれば代表招集の可能性も決して低くないはずだ。

 欧州組で心配なのは、ポルトの中島翔哉だ。本来なら代表の10番を背負って常時スタメンでプレーしているはずのタレントだが、ポルトに移籍してからは状況が暗転。これまで3節を終了しているポルトガルリーグで、いまだベンチ入りも果たせていない。

 加入2年目の中島が最後に試合に出場したのは、昨シーズン中断前に行なわれた今年3月7日のリオ・アベ戦にさかのぼる。中断明けは、個人的な理由でトレーニングに参加せず、結局そのままシーズンを終えることになってしまった。ただし、9月からはチーム練習に復帰するなど明るい兆しもある。

「長期間チームでプレーしていなかった。チームに合流してトレーニングをしている情報はもらっているが、まずは所属チームで結果を出して監督や選手の信頼を掴み取り、代表活動の選考に入ってくるように日常の活動を行なってほしい」

 森保監督はメンバー発表会見で中島を招集しなかった理由をこう説明している。その言葉どおり、まずは所属チームで活躍することが先決となる。

 その他、これまで森保ジャパンでプレーしていない欧州組では、ベルギーのシャルルロワで攻撃の中心となっている森岡亮太と、オーストリアのザルツブルクでプレーする奥川雅也も招集候補として挙げられる。

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