フィーゴが久保に太鼓判。「レアルでプレーするチャンスが必ず来る」 (5ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Minegishi Shinji

 久保が1年でレアルに戻りトップでプレーすることになったら、ジダンの下でプレーすることになる。

「私はジダン監督の指導を受けたことがないので全然わからないけど、彼は良い選手、優れたプロフェッショナルを求めていると思う。いつになるかはわからないけど、久保がこれからどんどん成長していけば、レアルでプレーするチャンスは必ず来ると思うよ」

 ひと通り久保について話してくれたフィーゴにとって、今年最大の関心ごとといえば、サッカーの欧州選手権(ユーロ2020)だ。1960年に初開催されたユーロは今回で60周年。それを記念して大会フォーマットが変わり、開催地が欧州12都市に分散される。フィーゴの母国ポルトガルは、前回大会では開催国フランスを破り優勝している。

「私たちは現チャンピオンで、同じことが起きるといいなと思っている。ドイツ、フランスなどと同じグループになってしまったので、とても難しいグループだけど、まずは決勝トーナメント進出が目標だね。60周年でフォーマットが変わって、さらに頑張らなくてはいけけど、より多くのファンに大会のすばらしさが伝わるのならそれはとてもいいことだと思うよ」

多くの外国人プレスがいるなかでも、親しみを込めて日本からの取材陣を歓迎してくれたフィーゴ。その受け答えからうわべだけではない、本当の意味で日本に好印象を抱いていることがうかがえた。

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